2013年12月31日火曜日

2013年 振り返り




2013年も残りわずかとなりました

私事ですが振り返ってみると、まずは結婚、そして独立しました。自分なりに僅かながら一歩踏み出してみると、2歩目が見えた。そんな年だった気がします。

不安ながらも会社を離れて、しがらみのない、おもしろい人達に沢山出会うことができました。ありがとうございます。

来年も、自分に正直に、好奇心に従いながら、わくわくすることに挑戦していきたいと思います。
 

みなさま、今年一年お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。


※記事作成は12/31 投稿おそくなりました


米田

2013年12月30日月曜日

新規就農 気をつけたい4つのこと

年の瀬になりました

自分も駆け出し農家なので、まだ、説得力はないですが、
駆け出しながら感じる、新規就農のポイントをまとめてみました

私が実行しようとしていることでもあります



その1 設備投資は極力抑えるべし

農業は、基本的に設備投資型、先行投資型で、さまざまな経費を使った一番最後に売上が上がります。
経験のある農家でも、一番のリスクは「収穫直前に天候でやられる」ことで、これは何十年やってきた方ベテランでもあり得ることです。既存農家の多くは、家、農業設備などの償却はそんなにかからないし、他の野菜で挽回することもできますが、新規就農者は大面積でこれをやってしまうと、致命的です。

新規就農の場合、就農までのプロセスは、2年間の研修のみの実務なので、売り先以前に野菜を売れるレベルで作ることが非常に難しいです。ちなみに、売り先はこだわらなければ、それなりにできれば市場、JAがあります。

なので、最初は極力設備投資は抑え、まず、作ることに集中できる環境が大切です。
また、生活費の固定費の部分を軽くしておくことも大切です。


借りれるものはすべて借りて、
野菜ができることを確認してから、設備投資をしましょう。

脱サラ農家の場合、コスト計算や、生産性等意識しがちで、それもとても大切と思うけど、農業は良い野菜を作ることが、生産性向上、コスト低減の第一歩です。



その2 ニッチ野菜を攻める!

無難な野菜、周りの農家が作っている野菜は、リスクが少ない分、新規就農者が割って入るすきはあまりないです。
私の場合は、周りの農家は作っているけど、大変だから生産量が減っている野菜を経営の軸にしつつ、ニッチな部分を攻めていきます。
今後は今はニッチなものが経営を支えていくようにしたいと思ってます。

ニッチは珍しい野菜でも良いのですが、栽培方法、売り方などです。
私は、珍し過ぎないけど、あまり売っていないもの。くらいがいいのかな、思っていてそれを作ります。名前を聞いて「は?」っと、何もイメージできないものは売り先が難しいです。

今は、SNS等、個人が販売行えるプラットフォームが沢山あるので、それらを使用しつつ、挑戦していきます。



その3 最初は体力勝負!

農業は、別に体力がなくてもできるとは思いますが、やはり、黒字にするまでは体力があったほうが良いきがします。
なんでもそうですが、やはり事業を立ち上げるのは、甘くはありません。

私も、月に400時間くらいは働くつもりです。



その4 とにかく経験者に聞く、自分が経験する

行政の方と作物の相談すると、いろいろ教えてくれますが、
「え、うそ?」

とおもうこともたまにあります。

彼らは県の作物別指標等をみて話してくるのですが、実態とは結構違うと思うことも多いです。
特に収量は良い時のものが書かれていることが多く、経験してきたものを自分で積み上げてみると、こんなに儲からないでしょ?ってことがあるのです。

研修しているとき、私は運良く、法人の中で1つの部門を任せて頂き、その部門の数字もある程度把握できていたので、一度作った作物は、どのくらい儲かるか計算しています。すると、県の資料とは結構違っています。

なかなか、少ないのですが、研修先には、きちんと給料を払っていて、パートさん等を雇用している農業法人が良いと思います。
既存農家の方は、ほとんどコスト意識、経営等という概念がない人も多いので、良く人に話を聞いて選ぶのが良い気がします。




今、思いつくことをまとめてみました。
行政はとにかく、一般の農家のようにさせたがります。周りの農家も、「みんながやっていることをするのが一番良い」みたいなことろもあります。
しかし、うまくいっている農家はそう多くはありません。

研修中に目指すべき自分の農家像をしっかりと固めて、異端なことを恐れず、しかし、現実と理想のバランスは持ちつつ、やってみるのが良いのでは、と、今のことろ思っております



では


2013年12月26日木曜日

農家のアンケートをみて

最近

田舎って、自分(と、その周りの人)の価値観、文化と異なる人に対する理解がほとんどないなーと思うことが多い

そしてそれって結構やばいなって思います


そもそも、農業地帯はその地域に何世代も住んでいる人が多く”長く住んでいる人が偉い”ような空気があります。


しかし、僕は今の延長に地域の未来はない(若者いない、農家後継者いない)ように思っていて、しかも地元の人もそう感じつつも、上記の自分達と異なる考えの人は入れたくないので、結局そのままじり貧になってくような気がします


うーん。今のところ、自発的に変化するとは思えないので、国が思い切った政策をする以外は変わらないだろうと思いつつ

やはり自分達で変化し、農業地帯として発展していきたい。


でも、今のところそんな実績もないので、とにかくこの数年で結果を出さないと!って感じです。





今日、農家の人に対しておこなったアンケートの結果をみる機会がありました。それをみて思ったとおりで、やっぱり!って感じでした。



設問:自分の地域は10年後どうなるか?

問題ない 6.9%
耕作放棄地増加 37.1%
安定した農家がいない 8.6%
若者農業者の減少 47.4%

設問:自身の経営における後継者は?

家族 31.3%
後継者の目処ついていない 62.5%


と、ほとんどの人が自分の地域に対してネガティブに考えており、さらに6割以上の人が後継者がいません。
一方、


設問:自身の経営における農地の考え方

農地の規模拡大 6.8%
現状維持 84.9%
農地の出して(縮小、引退) 8.2%

設問:今後の自身の経営に対する取り組み

規模拡大 7.6%
生産コストの低減 25.7%
経営の複合化 13.3%
6次産業、高付加価値 5.7%
現状維持 47.6%

と、自身の経営に関しては現状維持という人の割合が多いという結果です

これって



将来この地域はやばい!って思うけど、自身は何もできない(したくない)!

ってことで、やっぱりなって感じでした。



では

2013年12月24日火曜日

自己紹介

駆け出しの半人前農家です

農家出身ではないですが、農業がやりたいと思い、
今年の10月に独立し、1月から本格的に農家になります。


今まで、

「農家は食えないでしょ?」
「なんで、農業なんかやるの?」

「素人にはできない」

等と言われてきましたが、自分でできないと思ったことは無く、コツコツと今まで信じてきたことを粘り強くやっていこうと思います。


本ブログでは、新規就農として、実際に経験してきたこと、考えていること、作物のことなどを、ざっくばらんに更新していきます。


よろしくお願いします。


それでは。